失敗しない「生徒募集チラシ」の考え方
塾経営の最重要課題は、「生徒募集」です。
そのために、「いかに問い合わせ(反響)を出すか」を研究する必要があります。
主な反響媒体として次が挙げられます。
- チラシ
- ホームページ
- ブログ
- SNS(LINE, facebookなど)
- 塾比較サイト(生徒募集サイト)
- フリーペーパー広告
今回、注目したい媒体が「チラシ」です。
スマホ時代であっても、まだまだ「チラシ」は無視できないからです。
反響が出るチラシ製作にあたっては、「チラシのないないづくし」を確認してください。
・見ない
・読まれない
・理解されない
・信じてもらえない
・行動に結びつかない
ポイントは、「ないない」をいかに攻略できるかです。
「見ない」→「見る」に変える
とにかくチラシは見られません。
特に塾チラシは、保護者にとって必要な時でないと、全く目に入らないと言ってもよいでしょう。
だから、「見ない」を「見る」に変えるために工夫が必要です。
例えば、新聞折込を考えてみましょう。
折込チラシが少ない日を調査し、「見てもらえる」確率を高めるのです。
そのほか、折込チラシを束ねる「帯」に自塾のチラシを活用してもらう方法もあります。
フリーペーパーではどうでしょうか。
「誌面内の広告枠を買いませんか?」と業者から提案を受けるかもしれません。
しかし、都度、広告を作っていたら非効率です。
なによりも、せっかくの「自塾の広告」が誌面内に埋もれてしまいます。
それよりも、フリーペーパーへのチラシ折込を交渉しましょう。
「見てもらえる」チラシにするために、「自塾の広告が埋もれない」工夫を徹底しましょう。
「読まれない」→「読まれる」に変える
「チラシの見られ率」を高めたとしても、保護者がチラシの内容を読んでくれるとは限りません。
読まれる工夫をする必要があります。
ここで必要になるのが「見た目」です。
長文は読まれません。視覚的に興味付けできるように、デザインで工夫するのです。
- 小見出し
- 色
- 書体(フォント)
視覚的に文章ばかりなチラシにならないようにしましょう。
小見出しをつけて、なるべく短文で要点が伝わるようにします。
次に「色」と「書体(フォント)」です。
保護者(母親)が読みやすい「色使い」「書体(フォント)」を考慮します。
例えば、「手書きフォント」を上手く活用すると、親身な感じがする塾チラシになります。
できれば、女性デザイナーにチラシ製作を相談しましょう。
ちなみに、警戒心・注意力を喚起し、人間の感情的興奮や刺激をもたらす色は「赤」と言われています。
読んでもらいたい箇所には、効果的に「赤」を使いましょう。
「理解されない」→「理解される」に変える
保護者にチラシ内容を読んでもらったとしても、理解されるとは限りません。
保護者の理解度を高めるのに役立つのが「キャッチコピー」です。
キャッチコピーで「読み手の目に留めること」を意識します。
目に留めてもらいやすくするために、「キャッチコピーをどデカくする」ようにしてください。
ポイントは、単に「デカく」ではなく、「どデカく」です。
キャッチコピーをどデカくすると、パッと目に留まりやすくなります。
次のポイントは、「すぐに理解できるか」です。
「0.5秒で何のチラシか」がわかるチラシを目指します。
そこで必須になるのが「写真」です。
例えば、キャッチコピーの背景が「子どもが勉強している写真」だったらどうでしょうか。
直感的に学習塾のチラシだと理解されやすくなります。
そのほか、背景写真に季節感を盛り込む方法もあります(塾チラシでは定番です)。
春ならサクラを用いて、「新学期」「学校スタート」「気持ち新たに勉強をさせたい」という保護者の連想を狙います。
自塾らしさを追求するなら、「楽しい授業」「集中力の高い雰囲気」が伝わる写真でもよいでしょう。
写真の素材集では「自塾らしさ」が出にくいので、なるべく地元の写真家に撮影を依頼しましょう。