学習塾開業前に知っておきたい「広報」と「戦略」

学習塾開業前に知っておきたい「広報」と「戦略」

「学習塾の開業準備」では、どんなことが大切だと思いますか?

  • 経営理念
  • テナント選定
  • 生徒募集
  • 授業方法

開業イメージが具体的な方ほど、挙がる項目は細かいかと思います。

細かな点まで見えているということは、それだけ準備が進んでいるということ。

決して悪いことではありません。

しかし、塾開業の準備にあたっては、細かくなり過ぎず、本質からズレないバランス取りも大切です。

そこで、開業前に押さえておきたいポイントを挙げます。

ずばり、「広報」と「戦略」です。

  1. 経営理念
  2. ビジョン
  3. 経営戦略
  4. 広報戦略(何を目的とする?)
  5. 広報戦術(どの媒体を使う?)
  6. 広報業務(どのような文言を打つ出す?)

特に個人塾で欠落しがちなのが、(4)の広報戦略です。

 

すべての広報活動は「生徒募集」につながる

「すべての道はローマに通ず」という言葉があります。

塾経営では、すべての活動は「生徒募集」につながる、ということになります。

「チラシ」「リーフレット」などの配布はわかりやすいでしょう。

春期や夏期講習時期、定期テストの前後など、広報計画が組みやすいからです。

まさに、「目に見える広報活動」と言えます。

一方、「目に見えない(見えにくい)広報活動」をご存知でしょうか。

徐々に、ボディブローのように効いてくる広報活動の例を挙げてみます。

 

日々の授業

生徒が楽しく学び続けられる教室。

まさに目指したい理想塾です。当然、成績は向上していくでしょう。

「勉強するようになった」「成績が上がった」などの声は、保護者の悩みを解決した証拠です。

徐々に良い評判、口コミへと広がっていきます。

つまり、日々の授業も「広報活動」の一つだということです。

  • 生徒を笑顔で帰す
  • 生徒の悩みを聞いてあげる
  • 生徒が人に話したくなるような知識を与える
  • 教材を工夫する(学習システムを取り入れる)
  • ほめ伸ばしを徹底する

 

スタッフの結束

アルバイト講師を雇っている場合は、「スタッフの結束」を意識しましょう。

スタッフ間で長所・短所が埋め合わさり、教室全体で高い意識が芽生えた状態を想像してみてください。

保護者から見ると、教室内で感じられる「スタッフの結束」は「我が子へ注がれる教育力」なのです。

  • スタッフが楽しく働ける環境づくり
  • スタッフへのねぎらい(寸志・スイーツ・楽しめるイベント)
  • スタッフが主体的に考える社風

スタッフの結束も「広報活動」の一つになります。

あたなが得意とする、「スタッフ管理 = 目に見えにくい広報活動」を考えてみましょう。

 

まとめ

チラシやホームページなど、直接的な「生徒募集」は大切です。

しかし、どの塾も手を抜かずにやっていることであり、差別化がはかりにくい広報活動といえます。

目に見える広報ばかりでなく、「目に見えない(見えにくい)広報」を意識してみてください。

「あなた」らしい広報戦略。

戦略とは、何をやらないかを決めることです。

逆を言うと、あなたが得意な、目に見えにくい広報活動で戦う、ということ。l

すべての活動は「生徒募集」につながる、を忘れず、「広報戦略」を日々進化させましょう!

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