学習塾もPDCAが大切!データを残す習慣があれば成功しやすい
学習塾の経営で一番大切なのが「生徒募集」です。
折込チラシやポスティング、校門前チラシ配布などの直接的な募集。
授業中の講師の言動が「生徒→保護者→口コミ」とつながる間接的な募集活動・・・
学習塾の仕事は、どこを切り取っても「生徒募集」につながるサービス業です。
「学習塾経営とは生徒募集そのもの」とも言えるですが、今回は「学習塾経営をいかに管理し、より良い形に伸ばしていくのか」にふれたいと思います。
数値管理
生徒募集といえば、「チラシ配布」を想像される方が多いかもしれません。
チラシ配布なら、次のような数値管理が必要です。
● 何万部のチラシ?
↓ (確率○○%)
● 何件の問い合わせ?
↓ (確率○○%)
● 何件が体験?
↓ (確率○○%)
● 何人が入塾?
(兄弟姉妹も引き込めた?)
例えば、何万部のチラシで何件の問い合わせがあったか。
そのうち、何件が体験につながり、体験から何人が入塾に至ったか。
各プロセスを数値で把握することで、次のプロセスへ進むための確率が見えてきます。
数値管理を行えば、自塾の課題が自ずと明らかになるのです。
また、チラシの内容、配布時期の記録も大切になります。
「昨年と比べてどうだったのか」
「昨年の同日と比べてどうだったか。今年はどのような傾向が考えられるか」
など、数値をもとにして推論や具体的な対策が見えてきます。
基準のないところに対策は立てられません。
生徒募集活動のプロセス・結果をデータで残せる「数値に強い塾」は、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返せます。
結果として、継続的に業務を改善でき、成功しやすい経営となります。
定点観測
数値管理が経営上、とても重要なことはわかるが、数値管理が苦手という方。
そんな方は、自分の行動を「定点観測」をオススメします。
「コピー枚数」「電話をかけた回数」「“ありがとう”と言われた回数」など、計測できることであれば何でもいいのです。
数字で記録するテーマを一つ考え、1日1分、その日に記録した数値を振り返ります。
とにかく大切なことは、毎日の習慣にすることです。
記録が楽しくなり、管理するテーマが増えてきたら、数字への苦手意識が消えていきます。
そうなれば、仕事の質は飛躍的にアップしていきます。
ぜひ、学習塾の開業前に「定点観測」を身につけてください。
塾開業後の成功がグッと近づきます。
※学習塾ではオーナー塾長が一人で経営している場合があり、意外と数値管理が徹底されていない事が多いのです。数値管理こそ、成功のポイントです。