学習塾フランチャイズで悲惨な結末になる場合

学習塾フランチャイズで悲惨な結末になる場合

慎重に吟味して学習塾フランチャイズに加盟したにも関わらず、悲惨な結末に至ってしまう場合があります。

その原因を探っていくと、「素直」という言葉に集約されます。

充実した研修内容にも関わらず、開業者が「素直」でないばかりに経営ノウハウが身につかない場合です。

フランチャイズに加盟したら一点の曇り無く、素直な気持ちで学ぶ必要があります。

「素直」になれない理由はいくつかケースがあるため、これから学習塾開業をお考えの方は、ぜひ一度次の項目をご確認ください。

  1. 過去の成功事例、経験値が邪魔をして素直になれない
  2. 担当者の対応に不審な点があって、素直になれなくなった
  3. 他人の知識・経験を鵜呑みにできない

 

1.過去の成功事例、経験値が邪魔をして素直になれない

コップに水が一杯になっていた時、水を注いでもこぼれてしまいます。

まず必要なことは、コップを空にすることです。

つまり、研修生の立場にあるのなら、過去の経験をリセットし、本部が示す経営ノウハウの一言一句を余さず受け入れる態度が大切です。

研修中に「素直とは何であるか」、正面から向き合って指導してくれる本部が理想的です。

そのためにも資料請求後、担当営業マンには必ず「本部の研修姿勢」を尋ねるようにしてください。

「厳しいですよ」と言ってくれる本部は信用できます。

逆に「誰でも楽に合格できます」くらいの返答なら、加盟金儲け主義と疑った方がよいかもしれません。

教育する上で「素直」の重要性を熟知している本部ほど、「厳しい」という言葉を使うものです。

 

2.担当者の対応に不審な点があって、素直になれなくなった

「木を見て森を見ず」という言葉をご存知かと思います。

視線が一本の木や周りの木だけにとどまって森全体を見ていないことを言っている「ことわざ」です。

ここで言う「一本の木」は担当営業マン、「森全体」はフランチャイズ本部と考えてみてください。

よく俯瞰で物を見ることが大事だと言われますが、自分の立っている所から見るだけでなく、視線を上から見るように変えることで全体を見渡してみることです。

学習塾経営は生徒・保護者・塾長など、それぞれ異なる視点に立ってサービスを考え、改善を繰り返す事の繰り返しです。

たとえ担当者の対応に不審があったとしても、あなた自身の「素直さ」を失わず、常に俯瞰で「森全体」を見ながら最大限のメリットを手に入れる「手腕」を発揮してください。

大切なことは、塾経営を成功させること。研修では、成功ノウハウが手に入ればよいのです。

 

3.他人の知識・経験を鵜呑みにできない

他人の知識・経験を鵜呑みにできない人はいます。

特に高学歴の人や、経験的に疑り深くなってしまった人に見られます。

「思考力がある」ということは、経営上、強力な武器になりますが、リスク管理が強すぎると「チャンスを失うリスク」も同時にはらんでいるのです。

「リスク管理」と「素直」のバランス取りを客観的な視点で考えてみましょう。

「リスク管理」と「素直」の使い分けができると、まさに鬼に金棒。時に勢いに任せて学ぶことも大切です。

 

まとめ

塾経営者・塾長が「素直」であるからこそ、子ども達は心を開いて「素直」に接してきます。

素直な心になれば、すべての事に「学ぶ心」が現れてきます。

『何事も経験であり、勉強である』

このような心構えを持って人生を過ごすならば、月日とともに知識が蓄積され、やがて「行動力=結果」につながります。

学習塾経営の成功も、学力の向上も「素直」が源泉です。

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