学習塾フランチャイズ加盟のデメリット
- 「全国●●校」といったスケールメリット(信頼性)
- 広報戦略を含む、生徒募集ノウハウ
- 学力向上ノウハウ
などのように、フランチャイズ(FC)契約は、FC本部に「ロイヤリティ」を支払う以上の価値があります。
しかし、フランチャイズ加盟のデメリットも予め知っておく必要があります。
例えば、スケールメリットが逆効果となり、ブランドイメージが全国的に下がってしまう場合です。
ブランドの評判が下がることによって、生徒募集・講師募集が難しくなるのです。
イメージ低下は時間とともに回復しますが、フランチャイズに加盟すると「関連リスク」があることを認識しておきましょう。
事例
ブランドイメージを下げた事例としては、個別指導塾のブラックバイト問題が挙げられます。
授業前の準備、授業後の報告など、事務的な作業時間を含めると最低賃金を下回っていることが問題となりました。
「ブラック企業大賞」といった言葉があるように、人権的な問題は各種メディアに取り上げられやすいものです。
収支上、どんなに健全な経営を行えていても、「あそこの塾はヤバい」という”悪評”が立ってしまえば、講師募集はもちろん、生徒募集にも影響するものです。
学習塾は「人から人へのサービス」です。パワハラ、セクハラなど、人権的な問題には細心の注意を払わなければなりません。
FC加盟のデメリットが考慮・改良されたブランドかどうか
フランチャイズ(FC)で学習塾を開業する場合、FCのデメリットが考慮・改良されたブランドであるかどうかを選ぶ基準にしてもよいでしょう。
- 講師を雇わずに塾運営できる(デジタル教材の活用など)
- 教育理念があり、各種マニュアルが整備されている
- FC本部に危機管理体制がある(塾運営の定期調査・指導が徹底されている)
ぜひ、フランチャイズのメリットだけを考えて加盟しないようにしてください。
逆の方面(デメリット)から見ても、成功率が高そうなFCブランドを選ぶことが大切です。
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